- 敷設されたLANケーブルのTIAカテゴリ6およびISOクラスE規格準拠の検証
- カテゴリ6のチャネルおよびパーマネント・リンク認証のサポート
- TIAレベルIIIの要求事項を超える確度
- Fiber SmartProbeアタッチメントを使用して、敷設されたマルチモードまたはシングルモードの光ファイバを試験可能
- リムーバブル・コンパクト・フラッシュ・メモリ・カードを使用して試験結果の保存容量を拡張可能
- TIA-606-Aケーブル自動識別ソリューション
- 内蔵のScopeData Proソフトウェアでプロフェショナル向けグラフィック・テスト・レポートの作成
- 使いやすいカラー・タッチ・スクリーンにより短時間のトレーニングで使用可能
カテゴリ6以上に対応
WireScope 350は、カテゴリ6/クラスEのチャネルおよびパーマネント・リンクを含む、全てのLANケーブル認証規格をサポートしています。WireScope 350は、抜群の試験性能で使いやすく、グラフィック・レポート機能もあり、LANおよびケーブルの専門家に最適なツールです。
抜群の測定性能
WireScope 350は、非常に正確な測定が行えるベクトル・アナライザと同じ周波数ドメイン測定を行います。さらに、テスト結果からインタフェースやアダプタの影響を取り除くエンハンスド自動キャンセレーション機能を搭載し、さらに高確度の測定が可能です。また、これらの補償機能により、連続して測定器を使用した場合にもその性能が維持されます。 WireScope 350の優れた性能を保証している主なケーブル・メーカ
カラー・ユーザ・インタフェース
容易なナビゲーションにより、試験結果のデータを正確に理解できるので、短時間のトレーニングで操作が可能です。また、テスト・セットアップ・アドバイザが、オペレータをサポートし、間違った制限で試験したりするミスを最小限にすることができます。全ての設定をPCで定義して1回の操作でダウンロードできるので、複数台のWireScope 350を同じ作業要件で短時間に設定できます。
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汎用SmartProbeでカテゴリ6の正確な試験が可能
WireScope 350は、SmartProbeを使用したカテゴリ6の試験をサポートしており、カテゴリ6/クラスEの認証試験のマージンを最大にできます。
Keysightの汎用SmartProbeを使用すると、TIAレベルIIIの確度が保証され、カテゴリ6の認証に必要なテスト・コードのみ場合は、試験マージンが最適化されます。
WireScope 350を使用した汎用リンクおよびチャネル・テストの詳細についてはここをクリックしてください。
カテゴリ6の接続用ハードウェアの品質および整合性が大幅に向上すると、メーカ指定のリンク・テスト用コードを購入して整合させる必要はありません。もちろんKeysightは今でも、メーカ指定のカテゴリ6のリンクおよびブロック用のさまざまなSmartProbeを提供しています。
メーカ指定のリンクおよびブロック用SmartProbeの詳細についてはここをクリックしてください。
劣化したテスト・アダプタを使用すると測定確度が低下してしまいます。WireScope 350は、構成データを含むSmartProbeテスト・アダプタおよび実行した試験回数を記録し、確度の問題を最小限にしています。そのためWireScope 350は、取り付けられたテスト・アダプタが、リミット値に適合していない場合にはユーザに警告できます。これにより、間違ったリミット値で試験を行ってしまうことによる時間のロスが回避できます。
挿入するだけで光ファイバをサポート
WireScope 350は、オプションのFiber SmartProbeアダプタを挿入するだけで、マルチモードまたはシングルモードの光ファイバをテストできます。テスト結果は、銅線によるテスト結果と同じデータベースに保存され、同じレポートに含まれます。
セットアップの追跡が簡単
新しい規格では、制限やケーブル系の保証プログラムに関する規則が盛り込まれ、認証試験がより複雑になっています。きわめて困難な問題として、試験を開始する前に適切な制限および測定オプションを設定することが求められています。WireScope 350のユーザ・インタフェースは、ガイド機能により、ステップごとのセットアップ指示を提供し、この問題を解決しています。
ダウンロード可能なテスト・プロファイル
ユーザは、全ての制限、ケーブリングおよびテスタのセットアップが定義されたテスト・プロファイルをロードすることにより、セットアップ・プロセスをさらに迅速化することができます。テスト・プロファイルはScopeData Proで作成できます。または、普及した保証プログラム用にあらかじめ定義されたプロファイルをダウンロードすることもできます。WireScope 350内にロードされるときに設定が変更されてしまわないように、テスト・プロファイルをオプションでロックすることもできます。
故障診断
明瞭な故障図により、ケーブリングの故障箇所の診断を作業場で簡単に行えます。故障箇所までの距離測定機能により、トラブルの根源を特定できます。
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プロット・データをメモリ・カードに保存
WireScope 350はプロット・データをリムーバブル・コンパクト・フラッシュ・メモリ・カードに保存できます。これにより、メモリ容量を拡大したり、WireScope 350を停止することなくテスト・データを転送できます。コンパクト・フラッシュ・カード・リーダやアダプタを取り付けると、ラップトップPCやデスクトップPCにデータを直接アップロードできます。
WireScope 350のメモリ容量一覧表の詳細についてはここをクリックしてください。
プロフェショナル品質のグラフィック・レポート
ケーブルの試験規格が複雑になると、試験結果のデータを明確に表示することがいっそう難しくなります。WireScope 350に付属のScopeData Proソフトウェアは、プロフェショナル向けに設計されたレポート・レイアウトにより、試験データのプロット、ケーブリングの品質やマージン対制限などの解析が簡単に行えます。テスト・レポートは、契約者や顧客のロゴマークを各ページに表示して、カスタム化が簡単にできます。
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