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Genesys Filter シンセシス
Genesys Filter シンセシスは、仕様を満たす高性能L-Cフィルタを作成するための汎用的なインタラクティブ・ツールです。このツールを使用することにより、あらゆるスキル・レベルのRFエンジニアの生産性が向上し、システム・アーキテクトはコスト削減のための内製か購入かの評価を実行できます。
Genesys Filter シンセシスは、以下に示すように、さまざまな利用方法が可能な豊富な種類の理想フィルタ・トポロジーを備えています。
- 4つのフィルタ・タイプ（ローパス、ハイパス、バンドパス、バンドストップ）
- フィルタ・タイプごとに最大9種類のフィルタ形状（バターワース、Chebyshev、ベッセル、ユーザ定義など）
- フィルタ形状ごとに最大8種類のトポロジー（最小キャパシタ、最小インダクタ、管状など）：全タイプ合計で約100種類
- シングルエンドまたは平衡トポロジー
さらに、Genesys Filter シンセシスでは、シミュレーションとグラフがあらかじめ定義された作業用のスケマティックが得られるため、非現実的な素子値による問題を解決できます。Genesys Core環境のすべての機能が利用できるので、コンポーネント値に有限のQ値を加えたり、最適化して歩留まり解析を行うことにより性能を改善したり、標準の値にチューニングしたり、実際のSMTライブラリ・パーツに置き換えたり、市販のボード材料上で物理寄生成分を持つレイアウトを作成したり、ボード・メーカ向けにマスクをエクスポートしたりできます。
Genesys Filter シンセシスは、お手頃な価格で使いやすいため、多忙なRFプロフェッショナル向けに最適なパーソナルな生産性向上ツールです。高性能の理想LCフィルタを、RFボード、エンベディッドLTCCサブストレート、MMICなどのアプリケーション用にカスタマイズして作成でき、インダクタンスおよびキャパシタンスはレイアウト構造として実現できます。フィルタ・テーブルは不要です。目的のフィルタ・タイプの係数をGenesysに入力するだけで、ソフトウェアが手間のかかる作業をすべて実行します。
Genesys Filter シンセシスを用いたデザイン例を以下に示します。
- 回路基板上のIF/RFアプリケーション用の集中定数素子フィルタ
- 市販の商用パーツとしては購入できない、高性能チャネルおよび干渉除去
- システムのトレードオフの対話形式による解析と、高速なパーソナル・プロトタイプ作成
ヒント：Filter シンセシス モジュールは、単独のGenesysモジュールとしては最も多くご使用いただいています。Genesys Coreや、シンセシス が付属しないバンドルをお持ちのユーザは、このバンドルをデザイン生産性アップグレードとして購入できます。
この強力なシンセシス機能は、次のGenesysバンドルで使用できます。